“天人相関”編 “その十四” 繊毛虫類起源説に付いての私見

2009/05/15


ハッジの“繊毛虫類起源説”は、多核(核を細胞中に複数もつ)性の繊毛虫類から、左右相称動物(体が左右で同じ形。扁形動物・プラナリアのような三胚葉動物)が生じ、その中から放射相称動物が生じたというものです。

扁形動物(へんけいどうぶつ)に付いて、wikipediaから引用させてもらいます。↓

扁形動物門 Platyhelminthes に属する動物の総称でプラナリア、ヒラムシ、コウガイビル、サナダムシなどが扁形動物門に属する。「扁形」と呼ばれるようにこの門の動物は平らな形をしている。循環器官や特別な呼吸器官を持ってはいない。血管やえらがなく、体に栄養や酸素を運ぶには拡散に頼っている。種類によっては平たくなったり、細長くなったりする。太くなったり、丸くなったりすることは構造上ほとんど不可能である。 扁形動物は左右相称の体を持つ動物(ビラテリア)の中では非常に原始的な特徴を持っている。渦虫綱のものは、ほとんどが自由生活であり、大部分が水中生活をするが、それ以外の綱に属するものは、全てが寄生生活であり、体の構造の単純化が著しい。
特徴として、左右相称で、前後と腹背の区別がある。自由生活のものでは、眼点や平衡胞、触覚器などを備えた頭部があり、内部には神経の集まった脳が形成される。寄生生活のものではそれらはほとんど退化し、その代わりに吸盤など体を固定するための器官が発達している。
内部は三胚葉性であるが、それ以外の三胚葉性動物とは異なり、その中胚葉は筋細胞と間充織が表皮と腸管の間を埋める状態にある。体腔がないので無体腔動物と呼ばれる。腸管は袋状で、出入口が一緒になっているため口と肛門が同じである。消化管は分枝して体内に広がり、各部で消化吸収が行われる。ただし、無腸類では消化管は腔所として存在せず、多核で細胞の区別がない合胞体になっている体内に食物を取り込み、細胞内消化する。なお、吸虫では消化管は残っているが、条虫では完全に退化している。
神経系は中枢神経と末梢神経が区別でき、また頭部には脳が形成される。そこから後方へ左右一本の側神経が後方へ伸び、ほぼはしご型神経系に近いが、体節的構造がはっきりしないため、かご型神経系と呼ばれる。
大部分では体内受精が行われ、交尾器が発達しているものが多い。生殖は分裂などの無性生殖(無性子)と卵などを産む有性生殖(有性子)の二種類がある。卵は5〜8匹孵り1つの卵の中に卵細胞がいくつか入っているものもある。また、寄生性のサナダムシ類や吸虫類には、幼生が多胚形成などによって無性的に増殖するものがある。渦虫綱のものにも分裂で増殖する種が多く、それらでは再生能力も高い。


ハッジの“繊毛虫類起源説”に戻り、この説に謳われている細胞内が多核ということを考えれば、細胞と細胞核の二重コンデンサーの構造が複雑になり、更に、細胞核内の遺伝子によって構成される磁性も多様化し、多方向になり得るので、その細胞が発現する磁束も多様化すると考えられます。
又、発生する磁束は、細胞の中心の磁性に対し、磁性に極性があるからこそ、方向性を持つことが考えられます。
更にその多核内での磁束は、外界の刺激、例えば捕食や、他の生物の発振、発信する電磁波などで細胞内に発生する電磁誘導が生じ、その磁束そのものが細胞自体の中心の磁束に対し、方向性を持ち、新たなアミノ酸の結晶化を引き起こし、蛋白質の合成になり、今までと違う組織が出来上がる。
そして一個一個の核に発生する磁束は、細胞が持つ中心の磁束を通り抜け、更に違う電磁誘導を起こす。(閉じた回路に鎖交する磁束が時間的に変化するならば、その磁束の変化を打ち消すような起電力が生ずる。ファラデーの法則。)
そして左右対称の生物が発生したと考えられます。
以下、画像で示します。左右相称動物の発生の元とおぼしき、多核の細胞内の磁性と磁束の発現
多核の細胞内の電磁誘導 縦の磁束の強化



そして生物が進化していった背景には、細胞内の磁束の変化により、起電力が生じ、新たな電磁誘導を起こして行き、違う種類の蛋白質の合成(アミノ酸の結晶化)が起き、高次の組織が出来上がるという私見を持っています。

次回は、もう少し“上”=高等な左右相称動物に対する私見を述べるつもりですが、少しの期間、私事で多忙の為、休載します。
7月中旬くらいには再開するつもりです。
悪しからず御了承ください。

“天人相関”編 “その十三” 郡体起源説に付いての私見

2009/05/01
ヘッケルの“群体起源説”は、群体性の鞭毛虫類が動物の祖先であり、郡体を構成する鞭毛虫類が、放射相称動物(ウニやヒトデなど)に進化したとされる説です。

放射相称動物とは、中心軸に対して多数の対称面があり、全体として星形になる生物で、
体を同じ形に切断できる対称面が複数存在する二胚葉動物です。


二胚葉動物には、以下の三種類があるとされています。

 刺胞動物門(ほぼ全てが水界に棲息し,大部分が海産である。刺胞と呼ばれる毒液を注入する針(刺糸)を備えた細胞内小器官をもつ細胞を持ち、それが命名の由来。クラゲ、イソギンチャク、ウミトサカ,ウミエラ,サンゴなど)

 有櫛動物門(有櫛動物(ゆうしつどうぶつ)は、クシクラゲ類とも呼ばれ、ウリクラゲ、カブトクラゲ、フウセンクラゲなどが知られている。
○○クラゲとされてはいるが、刺胞を持たないので、刺胞動物門のクラゲ類(ミズクラゲ、カツオノエボシ、エチゼンクラゲなど)とは違い、別のグループである。
すべてが海に生息し、一部を除いてはプランクトン生活をする動物である。熱帯から極地地方まで、また沿岸から深海まで様々な環境に生息しており、世界で100〜150種程度の現生種が知られている。この門の特徴として、体の表面の周囲を放射状に取り巻いている光るスジ「櫛板列」がある。個体の構造は刺胞動物に近く、外胚葉・間充ゲル・内胚葉の3層からなる。中枢神経はない。

 中生動物門(二胚動物門と直泳動物門。二胚動物門の二胚虫(ニハイチュウ)は、頭足類(イカ、タコなど)の腎臓内に住む多細胞生物で、多細胞生物の中でも最も少数の細胞から構成される生物。
直泳動物門もごく小型の多細胞動物で、海産の無脊椎動物群から発見されすべて寄生性。体表には繊毛を有し、これによって運動を行う。また、内部には器官などの構造を持たない。)


…以上、wikipediaなどから引用しました。

放射相称動物が、なぜ、中心軸に対して多数の対称面があり、全体として星形になるのか?なぜ、対称面が複数存在するのか?
これについても、単細胞から多細胞になる過程としての、郡体が構成する電気特性によるものだと思われます。
それは、ヘッケルの説、群体性の鞭毛虫類が動物の祖先であり、郡体を構成する鞭毛虫類が、放射相称動物に進化したとされる。
これらの進化過程は、鞭毛虫類が鞭毛を振るう時、細胞骨格の収縮や進展がおきる。
それは細胞内の圧電や誘電=増幅になり、それにより左右の縦の磁性が発生し強固になった。それは、郡体を構成する一個体全体の左右の極性の強化になったと考えられます。
その左右の電気特性の強化は郡体を構成する一細胞よりも強固な電気特性を持ち、
その電気特性が、違う段階のアミノ酸の結晶化=違う種類の蛋白質を構成し、より“上”の進化を辿ったのではないのかと考えられます。

以下、群体性の鞭毛虫類の一個体の電気特性と、その際の細胞内の電気特性と、そして、放射相称動物の一例として、ヒトデの中心の磁性と、その周囲の電気特性を画像で示します。

鞭毛を持つ細胞の郡体 磁性と電気特性 日足と砌(ひたりとみぎり)の発現
刺胞動物の代表としてヒトデ
ヒトデの磁性と対称面の電気特性



郡体の左右の電気特性は、放射相称動物や左右相称動物の元と思われ、それは、原生動物から郡体、そして放射相生動物や左右相称動物への進化は、単細胞から多細胞になったことによる電気特性の違いで進化した。そう考えています。

次回は今述べた私見を元に、ハッジの“繊毛虫類起源説”に付いて私見を述べます。