“天人相関”編 “その十”  活動電位に付いての私見

2009/03/15

前回、“細胞極性と細胞骨格に付いての私見”で述べたように、
原核生物から真核細胞を持つ生物は、
“上”の進化になればなるほど電気特性が多様になる。
当然それは、活動電位にも反映されます。

活動電位に付いては以下を御覧下さい。
(wikipediaからの引用です。)

活動電位(かつどうでんい、 action potential)は、
細胞が受ける、なんらかの刺激に応じて細胞膜に沿って流れる微弱な電位変化のこと。
(膜電位)
主としてナトリウムイオン、カリウムイオンのイオンチャネルを通した受動的拡散でそれらイオンの細胞内外の濃度差を変えることにより起きるものである。

活動電位は動物の本質的な必要条件であり、素早く組織間・内で情報を伝えることができる。また、動物のみならず、植物にも存在する。活動電位は様々な種類の細胞から生み出されるが、最も広範には神経系に於いて、神経細胞同士や、神経細胞から筋肉や腺などの他の体組織に情報を伝達するために使われる。

活動電位は全ての細胞で同じわけではなく、同じ種類の細胞でも細胞固体によって性質が異なることがある。例えば、筋肉は神経に次いで活動電位を発する組織として有名だが、中でも心筋活動電位は大抵の細胞間で大きく異なる。

上記の補足として、
膜電位(まくでんい; membrane potential)は、細胞の内外に存在する電位の差のこと。すべての細胞は細胞膜をはさんで細胞の中と外とでイオンの組成が異なっており、この電荷を持つイオンの分布の差が、電位の差をもたらす。通常、細胞内は細胞外に対して負(陰性)の電位にある。
神経細胞や筋細胞は、膜電位を素早く、動的に変化させる事により、生体の活動に大きく貢献している。そのため、膜電位とはこれらの細胞の専売特許であるかのように誤解される事も多い。しかし現実には、全ての細胞において膜内外のイオン組成は異なっており、膜電位は存在する。たとえばゾウリムシの繊毛の打つ方向の制御は膜電位の変化によって制御されている。また植物細胞において有名な例としては、オジギソウの小葉が触れる事により閉じるのも、オジギソウの細胞の膜電位の変化によるものである事が知られている。このように、膜電位(とその変化)は、単細胞生物や植物細胞にさえ存在する、生物共通の基本原理である。

例えばゾウリムシは、障害物に衝突した時、捕食性の生物に追われた時、化学物質を含んだ溶液に近付いた時、熱を感じた時、光を感じた時…これらはそのゾウリムシ自身の事象の観察行為であり、その観察行為による認識でゾウリムシの細胞に膜電位が生じたと言えます。
その膜電位はゾウリムシの繊毛運動を変化させ、泳ぎ方が変わります。
これは、事象の観察と認識による行動の変化と言い得る事です。

その際のゾウリムシの細胞を構成しているアミノ酸結晶の中の電流の流れ方を、
以下の図によって示します。


ゾウリムシ 日足と砌(ひたりとみぎり)



今まで述べてきた原核生物とその少し“上”の段階である原生動物は、
神経や筋肉を持っていない。
しかし、神経の様な働きや筋肉の様な組織の始まりはあります。
もうひとつ、
進化した生物が持つ高等な細胞としての神経細胞は、筋肉の細胞よりも活動電位が大きい。
そして筋肉の細胞として分類されている心筋は、他の筋肉に比べ相違がある事が知られています。
(いずれ…心筋に付いても私見を述べることとしますが、ちょっと先になりそうです)

神経の働きは言うまでもなく、
現津(あきつ)=観察され得る事象の観察と、
認識であり、
それは肉体内での情報のやり取りにも反映し、その刺激に応じた肉体の作り変えと、心(靈)の発現に関わってきます。(“気血栄衛(營)”)
筋肉の働きは、
現津(あきつ)=観察され得る事象の中での、
自分の思い(心、靈、の四つの場(フィールド)、大脳の新皮質)の発振、発信が、
行動に顕れる…その際に筋肉を使います。
(筋肉を使って行動する事自体が、肉体内の生体内電流の増幅になって行きますが、
この事は後々説明します)

従って、
下等な生物にも、高等な生物にも、そして植物にも観られる活動電位は、
感覚の始まりであり、感じ(感じる磁性)る事の始まりでもあり、
それは又、事象の観察によるものであり、
それによりおきた活動電位の変化は、認識(悟り、幸取=さとり)の始まりであり、
又、細胞が電位を持っている事自体が、
感じる事と行動する事になりますから、
“思惑と顕現”(“亜”“ア”から“出づる、泉、”“イ”=愛(炁))という意味を持つと、解釈しています。

次回は、原生動物より少し“上”の進化に付いて、私見を述べます。
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